「できたわ……!」
勢いよく立ち上がると同時に、ミドリちゃんはそう声をあげました。
「ほんとっ!?おめでとう!」
その報せを受けて、アオイちゃんもめいっぱいの喜びをあらわにします。
「ええ!でももう暗いから、アオイさんには帰った後でゆっくり見せるわ!久しぶりに、満足のいく絵が描けた気がする!」
道具を回収する動作の節々にまで、なんだかミドリちゃんの抑えきれない興奮が表れているようでした。ミドリちゃんをここまでにさせる絵が一体どんなものなのか、期待が膨らんで止みません。でも、それ以上に。
「ありがとうっ、アオイさんが付き合ってくれたおかげよ!!」
こんなにも嬉しそうなミドリちゃんを見られたことで、アオイちゃんは、隣でずっと待っていた甲斐があったと感じるのでした。


