「ねえ、できたら昨日酷いことしちゃったあの子にも謝らせて!」
「えっ…?」
一件落着して、いつものように帰り道を歩いていた途中、さくらちゃんがそんなことを言い出したので、あかねちゃんは思わず会話の流れを止めてしまいました。
「このままじゃ私の気が済まないの」
「うーん…」
正直なところ、あかねちゃんは気が進みませんでした。昨日の今日で、さくらちゃんと対面することになったら、アオイちゃんがどうなってしまうか分かったものではありません。 ようやく心身の状態が落ち着いてきたというのに…。でも、さくらちゃんの目を見ても他意は感じないので、そんなの無理に決まってると突き放すこともできないでいました。
「…まあ、謝るだけならいっか」
自分が横で見ていれば、少なくとも昨日くらい酷いことになる恐れはないと思って、あかねちゃんはしぶしぶながらさくらちゃんの頼みを聞いてあげることにしました。


