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4話(終)

意識が明けた。

目の前にあるのは、最前まで見ていたのと変わらない景色だった。

10000分の1でも、意外に見える景色は変わらないのだろうか、などと的外れな感想を抱いていると、抑揚のない音声がぼくに真実を告げた。

《縮小が、キャンセルされました。》 

 

 

その時、ぼくは遅れて、自分の股下が温かく湿っているのに気づいた。 

じょろっ、じょろっ、じょろっ…………。 

ひと筋の液体が、ぼくの内腿を伝い、汚れなき少女の指先の曲線に沿って流れ出していた。 

再び、顔を上げると。レンズは今も、ぼくのそんな情けない姿へと向けられていた。 

 

 

「……最ッ低。」

 

 

その向こうで、吐き捨てるように呟く、優奈の声が聞こえた。