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3話

18.帰り道

「「おじゃましました〜」」

「じゃ、また明日、学校でね」

玄関の前で、ちさとに見送られながら、私とうっぴぃはそれぞれの帰路についた。

時刻は夕方の5時40分。あたりはもうすっかり夜に染まっていて、街灯や、家々の窓にあかりが灯っている。それに首元が肌寒い。もう、そんな季節だ。

ちさとの家から私の家までは、歩いて20分ほどの距離がある。つまり家に着くのは、6時過ぎになる。帰りが遅くなるとき、いつもなら留守番している心菜が心配で足早になるところだけど、今日はお母さんの仕事が休みだから、ゆっくり歩いて帰ろうと思っていた。

それに、もう一つの心配事も解けた。……あの人のこと。

色々と思うところはあった。でも、生きている姿を確認できて、素直に安心した。

あれでもし、拾ってたのがうっぴぃだったら、心配になるところだけど。ちさとなら私よりしっかりしているし、任せてしまって大丈夫だろう。勝手な印象ではあるけど、嫌そうにもしてなかったし。

というわけで、もうあの人のことで、私が気にすることは何もない。ようやく肩の荷が下りた気分だった。

……心菜には、ちょっと悪いことをしちゃったけれど。小人のあの人をとても気に入っていたから。せめて、今日あの子のために作ったアクセサリー、気に入ってくれるといいな。

(……あ、あれ?そういえば、私作ったやつって、どこ入れたんだっけ……)

ポケットや、ショルダーバッグをまさぐっても、探し物が見つからない。完成したあと、ラッピングしたところまでは覚えている。他の2人が、あの人と遊んでいる時のことだ。でも、それからの記憶が曖昧になっている。

(もしかして、置いてきちゃったのかも……)

少し考えて、私はちさとの家の方に引き返すことにした。