そして——ちさともまた、その粗相を、何も言わずに許していた。
(んっ………、♡)
首筋に走るぞくぞくとした震えは、確かに指先のその感触のこそばゆさによるものでもあったが、そればかりではない。
ああ、どんな気持ちなんだろう。自分より一回りも二回りも歳の離れた子どもに、びくびく怯えながら、指を舐めさせられるのって……。
大人をペットとして飼育して、しつけて。それは周りの子どもたちより少し進んでいるちさとにとっても、未知の遊び。そして、これまでに経験したどんなものよりも、刺激的な遊びだった。
だって、何も悪いことなんかしてないのに。もとは普通に生きていたヒトなのに。私に捕まっちゃったばっかりに、理不尽にこんな目に遭わされて。
なんて、かわいそうなんだろう。
この人がかわいそうであればあるほど、惨めであればあるほど、ぞくぞくする。
でもまだ足りない。
もっと。ああ、もっと。かわいそうで、惨めで、情けなくてたまらない姿を、私に見せてほしい————。


